レディス・スヴェンソンについて
Message
自分らしい魅力って、「他人の目」を通して、初めて見えてくると思うのです。
自分の魅力や自分らしさって、第三者の目を通じて気づくものだと思うんです。女優としての私は「江戸っ子気質のチャキチャキした女性」という役柄が多く、確かに素の自分に近いとは思います。けれどどんなに自分とかけ離れた役でも、私が演じる限り、どこかに「自分」が出ているし、周囲の評価を得て、「私らしい表現」に気づくこともあるんです。
誰もが時々で、いろいろな役割を演じていると思いますが、そのすべてに「自分らしさ」が潜んでいて、他人というフィルターに通されたとき、初めて「自分らしい魅力」を発見するのかもしれませんね。
十朱 幸代 (とあけ ゆきよ)
東京生まれ。58年にNHKドラマ『バス通り裏』でデビュー。80年『震える舌』でブルーリボン賞を受賞し、日本アカデミー賞優秀主演女優賞に3度輝くほか、多数の映画賞を受賞。また、2003年には紫緩褒章を受賞する。主な出演作品に、舞台『プワゾンの匂う女』『あかね空』ほか、テレビ『祇園囃子』(ANB)、『芸者小春姐さんの奮闘記』シリーズ(TX)などがあり、多様な女性の生きざまをフレキシブルに演じている。